「大阪急性期・総合医療センター　生殖医療センター長の森重健一郎先生にご来院いただきました！」

先日はお忙しい中大阪急性期・総合医療センター　生殖医療センター　センター長でいらっしゃる森重健一郎先生と産科病棟の副師長さまにご来院いただきまして大変有難うございました。

大阪市内で1000件以上のハイリスク分娩を取り扱うだけでなく母体搬送でも特に重症の患者様を受け入れしていただける有数の病院として当院も開院以来お大変お世話になっています。

開院前には特に大量出血の患者様の搬送に付き添わせていただいた事も多々ありそんな時にはいつも病院中の各分野の先生が入れ替わり初療室に入ってこられて手際よくお仕事をされている役割分担の整った病院という印象です（麻酔科、放射線科、産科、救急医師、放射線技師さんなど）。輸血や点滴をしながら迅速にCT検査や造影検査を順次行なって読影を開始して患者様の病状に応じて手術やカテーテル治療などを行なっていただいているのを見ていたのが最近のように思い出されます。

さて森重先生は大阪大学附属病院や岐阜大学教授などでご活躍しておられたとのことでそんな偉い先生にご訪問いただきまして大変恐縮です。

たまたまですが20年ほど前に岐阜大学を訪問させていただいたことがありました。ある国際大学会（日韓超音波研究会という名前だったと記憶しています）が岐阜大学附属病院で開催された時に私にとって初めての英語の発表で大変緊張した思い出があります。質問もたくさんいただきまして大変勉強になった次第です。

当時は大学の産婦人科医局で指定された発表などは必須のお仕事として行なっていましたがそれ以外の研究会や学会にいくことはほぼありませんでした。当時新大学病院で総合周産期母子医療センターも完成し、病院としての機能をフル活用して医療レベルを上げていかねばならないという立場でしたが正直まだまだ自分自身の力不足を感じていて、多くの学びを得るために独自に学会に参加したり学会発表を行い始めた頃でした。

その当時非常に稀な症例を経験させていただいたことをきっかけにある他施設の先生から通りすがりに「あ〜そうそう　今度岐阜で国際学会があるのだけれど　先生発表に来ない〜」みたいに気軽にお声をかけていただいて「行きますよ」と返事したことで発表に参加することになりました。日が近づくにつれて何回も「気軽に発表するなんて言わなければよかった」と後悔していました。まるで「あー　そうそう今度みんなでご飯行くから先生も来ない〜」みたいなノリだったので「行きますよ〜」と言ってしまっただけですから。よく考えるととにかく国際学会ゆえに英語で発表するのも初めてなら質問に答えられなかった時に普段なら指導医の先生が一緒に参加してくれていざとなったら何かしらコメントがいただけるという気持ちがありましたが今回は私一人という完全アウェーの状態です。前の日には仕事終わりに終電近くの電車で岐阜に向かう列車の中で発表の練習をしながら「なんで自分はこんなことをしているんだろう」と思いつつ宿に着いたら夜中ですぐ就寝でした。発表はもう覚えてきたことをしゃべりきって終了しました。するとその直後に壇上近くまで駆け寄ってくる方がいらっしゃいましてよく見ると他大学病院医局に進まれた大学サッカー部の先輩で「とってもよかったぞ」と握手していただいて突然の再会に驚いたり、岐阜大の先生がたにもたいそう歓迎していただいたりと急に岐阜大学に行ってよかったなと安堵を感じた次第です。そしてその強烈な印象がその後の超音波医学や出生前診断への探究心につながったのではないかと考察しています。この発表は私の中では今でもとっても大切な思い出です。

そのような岐阜大学で教授として過ごされた森重先生には何かの縁を感じずにはいられませんでした。あの学会以来岐阜の先生にはことあるごとにお声をかけていただきまして感謝しています。森重先生は非常に優しそうな先生で岐阜大のお話されている時が一番キラキラされていましたよ😍そして副師長さまも素敵な笑顔が印象的でした。

大阪急性期・総合医療センター（住吉母子医療センター）は住吉区にありちょうどJリーグのセレッソ大阪の本拠地ヤンマースタジアムのある地下鉄長居駅と阪堺電車の帝塚山駅の中間くらいに位置します。どちらからも歩くには少し距離があるので実は天王寺駅（ハルカス前）にあるバス停からバスをご利用されるのが意外に通院には便利なので天王寺や阿倍野区周辺のママで出産先の病院をお探しのママたちにはおすすめの病院でもあります。

当院で妊婦健診をご卒業されたママや急性期医療センターで診察を受けていてセミオープンシステムで当院へいらっしゃるようママもいらっしゃいますので今後とも患者様のことよろしくお願いいたします。

当院はがんばるママを全力で応援いたします！

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